今日は『ノルウェー語四週間』の『第9日 動詞概説・現在』を見ていきましょう。
まず、この文法書では、動詞の果たす文法的役割について解説し、その次に、現在形に絞って詳しく解説しています。この流れに沿って、勉強していきたいと思います。
なお、過去の記事の中にも、動詞について説明したものがあるのでこの記事と合わせて参照してください。
『ノルウェー語で予定を聞く』
『ノルウェー語の受動態は複数ある!?』
『ノルウェー語の再帰動詞とは』
『ノルウェー語の現在完了』
『ノルウェー語で「~したいですか」は助動詞を用いて表現する?!そして否定文の作り方』
『ノルウェー語で「私は学生です」』
1.動詞の文法範疇
ここでは、動詞の文法的な役割について、ざっくりと説明されています。
(1)動詞には能動態と受動態がある。
(2)動詞には時制がある。
現在、過去、現在完了、過去完了、未来完了、未来、未来完了
(3)動詞によって、様々な表現が出来る。
直説法 事実をそのまま伝える方法。
命令法 名前の通り、命令や要求する方法。
接続法 事実ではなく、予想、願望などのような話し手の心の中で考えられたことを述べる方法。
条件法 事実に反する家庭的条件を表す方法。
(4)動詞の名詞・形容詞形
不定詞、現在分詞、過去分詞を用いて表現する。
(5)人称
英語とは違い、主語の人称や数によっての動詞の変化はない。
2.現在
基本的に動詞の現在形を作るとき、動詞の語尾にrをつける。
しかし中には例外がある。
gjøre →gjoør
kunne →kan
spørre →spør
vite →vet
være →er
また、現在形には 次のような用法が存在する。
(1)現在の事柄
(2)近い未来
(3)永遠の真理
(4)過去から現在まで継続している事柄
現在完了だけでなく、現在形でも表現できます。
3.語順について
平叙文では基本的に主語+動詞の順になるが、文頭に副詞や目的語が来る場合、順序が逆転する。
また、否定文の時、否定詞ikkeの使い方は3通りある。
(1)通常、動詞の後におく。
(2)目的語が代名詞の場合、ikkeは動詞の前に来る。
(3)順俗文では、動詞の前に来る。
過去の記事を前半に掲載しましたが、それらの中には敬愛しきれなかったことも追記しましたで、是非ともどちらも合わせて勉強してもらえたらと思います。